ビジネスマンに必要な能力スキルのひとつに、論理的思考があります。「論理的思考」は「ロジカルシンキング」とも言われ、物事を筋道立てて、論理的に考える能力のことです。
セールステクニックやコピーライティングなどのように、目に見える派手なものではありませんが、このスキルを身につければ、物事の判断力がつき、問題点を的確に見つけ改善できるようになり、自分の意見、立場を知ることができ、言いたいことを明確に他人に伝えられるようになります。
特に、メルマガやブログなどで常に情報を発信している立場にいる人にとってこのスキルが身についているかどうかは大きな違いを生むことになります。
読みやすく、説得力のある有益な情報を発信できるようになるために、中途半端な文章力トレーニングの前にマスターしておきたいものです。
小野田博一先生の論理的思考に関する著作は多数出版されており、いずれ劣らぬ良書ぞろいですが、あえてその中から一冊を上げるとするなら、この「論理的に考える方法」です。
同タイトルの版が複数あるようですが、こちらは1998年初版のものです。
論理的に考えるということは何か?それはなぜ必要なのか?ということを技術だけではなく「姿勢」についても学ぶことができます。
中でも、
「論理的に考える」とは、「考えたことと行動を直結させること」です。
「~すべきだ」と考えたにも関わらず「しない」のであれば、それは論理的に考えていないことを意味します。
というような「行動」まで含めてこそ論理的と言える、という教えは目が覚めるようでした。