我々は、何かをしようとする時、いろいろと「できない理由」を見つける天才です。
しかし何年かすると「その時には何も制約はなかったのだ」と気付きます。

人材組織コンサルタントのキャメル・ヤマモトさんは
このことを、

「バックミラーの中の自由」
と名付けて著書の中で紹介しています。

バックミラーの中の自由

過去を振り返った時に、
「振り返れば、あの時は今よりずっと自由だった」
と気付くのです。

あのときは、独身で自由だった。
あのときは、まだ若かった。
あのときは、子供がいなかった。
あのときは、家のローンがなかった。
あのときは、子どもがまだひとりだった。
あのときは、健康だった。
あのときは、親の介護の必要がなかった。
あのときだったら・・・、できたのに。

出来ない言い訳の例としては、
お金、時間、立場、環境など様々あります。

その時は制約を感じていても、時が経って振り返ると
その制約は今よりもたいしたことはなかったのです。

あの時に、あれをしていれば・・・。
と、後悔しないためには、

「今やらなければいけないことをする」
ことが非常に重要だ、ということです。

この話を読んで、
私にも思い当たるところがたくさんありました。

ああ、若かりし頃に戻って
いろいろやり直したいことばかりだなあ、と。

でも、「あの頃はよかったなあ」と
日々を過ごすのは人生を死んで生きるようなもの。

きっと、数年後には、
「ああ、あの頃はまだ自由だったのに」
と今日を思い出すでしょう。

ということは・・・、

「いつやるの?」
「今でしょ!」

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