ブログやメルマガを運営している人のために、文章力を向上させるお勧めの本を紹介します。
ネットで稼ぐために必要な文章力とは、小説を書けるようになるというようなものではなく、情報を分かりやすく伝え、興味を促し、読者に行動をしてもらえるようなスキルです。
文章読本の類は、高名な作家などの著書も含め多数あり、とてもいいことが書いてあるとは思いますが、Webライティングとはかなり違うテクニックで、あまり参考にはなりません。
そこで、Webライティングテクニックを向上させたい、という人のために役立つ本をピックアップしてみました。
Webライティング力向上のためのお勧め本
「Webライティング実践講座」
この本では、誰でも上手な文章が書ける「型」を提案しているのが特徴です。
Webに特化していて、SEOを意識した記事タイトルの付け方や記事本文の書き方、さまざまなツールの活用法など具体的ですぐに使えるテクニックが掲載されています。
第1章で基本的なテクニック、アイデアを解説した後、
第2章では、商品説明記事の書き方
セミナーの募集をテーマにしたサービス説明記事の書き方
ランディングページや広告チラシなどに使える文章の書き方などの具体的な事例を上げた実践編となり、
第3章の応用編では、エクセル、WordやGoogleキーワードツールなどを使って、効率的かつ効果的にライティングを行う方法が解説されています。
Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL)
「あなたの文章が〈みるみる〉わかりやすくなる本」
著者の石崎さんはネットにも精通していて、アフィリエイトやSEOに関しても分かりやすい解説書を出されています。著者自身が分かりやすい文章をしっかりと書ける方です。
この本では、文章を分かりにくくする原因として、
1、読み手にとって情報量が多すぎること。
2、読み手にとって重要な個所が伝わっていないこと。
3、読み手に理解できない話の流れであること。
4、的外れなたとえをしてしまうこと。
5、読みにくい文章であること。
6、悪文であること。
という6つをあげ、それぞれについて例文、改善例、例題をふんだんに掲載しています。
本書の内容はWebに特化しているわけではありませんが、ブログやメルマガ、レポート作成などに必要な「伝わる文章」を書くためのノウハウが分かりやすく手に入る良書です。
「プロフェッショナルWebライティング」
プロとしてWebライティングに関わる人が「知っておかないとまずいこと」を中心に収録した入門書です。
Webに特化しているので、すぐに使えるテクニックが学べます。
「これは「効く!」Web文章作成&編集術逆引きハンドブック」
この本も「当たり」です。PC脇に置いておいて常に見返したい良書です。上記「プロフェッショナルWebライティング」と同じ著者の本ですが、より実践的な内容となっています。
売れる文章よりも伝わる文章を
ここで紹介したのは、いわゆるセールステクニックとしてよく言われる「コピーライティング」とは違った「読者に伝わる文章」を書く、というスキルが学べる本です。
「ネットで稼ぐ」というと、ついつい売り込み系のテクニックを覚えなければ、と思う方が多いですが、コピーライティングは必ずしも必須のスキルとは思いません。
それどころか、不用意に使えば胡散臭さ満載のコンテンツになってしまいがちです。
大事なのは、自分の思いをきちんと伝える技術です。
相手が知りたいことを説明してあげられる技術です。
私自身も出来ているとは全然思いませんので、日々勉強です。
まだまだですが、毎日文章力が向上しているのを実感しています。
ここで紹介したようなスキルを知らないで、文章をただ漫然と書いているのと、常に意識をするのとでは、数か月、数年間で見ると、文章力に大きな差がつくはずです。