たった4行の日記を毎日書くだけで、目標が達成できるというのが、「4行日記」です。

そんなうまい話があるもんかい!

と、ちょっと思ったのですが、実際に著書を読んだり、自分でも始めてみたところ、これはなかなかよいツールなのではないかと思いましたので紹介したいと思います。

GUM10_CL02142

4行日記とは何か?

4行日記とは読んで字のごとく、4行で完結する日記です。
「事実」「気づき」「教訓」「宣言」という構成に従って文章を作ります。

 

例)

 

■事実 彼女ができない。

◆気づき 気軽に声をかけられないのは自分の顔に自身がないから。

●教訓 見た目はだめでも話題豊富な楽しい男になってやる。

★宣言 おれは女の子にモテまくっているイイ男です。

(「4行日記」小林 惠智より」

 

4行日記の効能

 

1、自分の考え方、行動の特徴(癖)が見えるようになる。

「事実」に書いている内容はまさに自分自身の行動、考えを表しています。ここによく登場する出来事が自分にとって優先順位の高い価値観です。

 

2、自分の強みが見えるようになる。

「気づき」の項目には、自分がどんな考え方をし、そこから何を見つけようとする人間なのかが見えます。ここで多く共通するものはあなたの強みと呼べるものかもしれません。

 

3、自分が目指していることが明確になる。

「教訓」「宣言」をすることで、こうなりたい自分が明確になります。

 

4、潜在意識に訴えかけ、目標達成に近づくことができる。

「宣言」を書くことで気持ちに区切りをつけて潜在意識の中に「出来ている自分」を描くことができ、理想の自分に近づくことができます。

 

おお! いいことばかりではないですか?
さらには、副次的効果として4点ほど紹介されています。

 

・論理性を養うことができる。
・正しい言葉使いが身につく。
・メリハリのきいた毎日になる。
・思考・生き方がポジティブになる。

 

4行日記の書き方

4行日記の書き方は簡単です。前述したように、「事実」「気づき」「教訓」「宣言」という構成に従って文章を作ります。

 

「事実」の書き方

今日あった出来事を振り返って、「重要な出来事」「心のアンテナにふれたこと」を書きます。

ポイントは思いや感想を入れずに、「事実」のみを書くことです。

 

例)今日はネットサーフィンをしてしまい、予定していた作業の半分もこなせなかった。

 

「気づき」の書き方

事実から得られた「発見」「ひらめき」「感想」「印象」を書きます。

 

例)だらだらしてしまったのは、自分の目標達成力が不足しているからだ。

 

「教訓」の書き方

気づきから学んだことを教訓という形にします。一般化・抽象化するとどう言えるか、という形です。格言やことわざのように書く、というイメージです。

 

例)目標を設定し、今やるべきことに集中することが凡人が最短距離で成功する道である。

 

「宣言」の書き方

「私は」で始まる「こうありたい自分」をすでになっている状態をイメージしたポジティブな肯定文で書きます。

 

例)私は人生の目標を明確にし、ひとつひとつ確実に夢を実現している人間です。

 

4行日記のひな形

以下のひな形をコピペして、自分の日記を完成させてください。

エクセルなどを利用してもいいし、Evernoteで日記をつけるのもいいと思います。

 

■【事実】今日の出来事や自分の行いを記録する。

◆【気づき・反省】事実からひらめいた事や気づいた事は?

●【教訓】その気づきから得たことを教訓としてまとめると?

★【宣言】ありたい姿を「~している」と宣言します。

 

日記がたまってきたら、「宣言」の部分をまとめて見返すことを著書では推奨されています。

なりたい自分を明確にする、自分だけのアファメーションとなりますね。

 

今回、参考にさせていただいたのは、こちらの書籍です。

 

1日5分 目的・目標を達成させる 4行日記